【過去の質問と回答】
Q. (男性)は、子宮頚ガンに診断されたパートナーを持っております。
もちろん当人はその治療をはじめているのですが、このようなガンは性交渉により男性器に転移する可能性は高いのでしょうか? だとすると、男性器のガン検診とはあまり聞きませんが、そのようなものを受けた方が良いのでしょうか?また今後このパートナーとの性交渉にはやはり転移を防ぐという意味でコンドームの着用が推奨されるのでしょうか?


★ドクターからの回答★

癌自体は性交渉では転移しないため、そのような検査を受ける必要はまずないでしょう。ただ、若い方の子宮頚癌の発生にはHPV(ヒトパピローマウィルス)の感染がおきくかかわっている(約90%)といわれています。感染経路は性交によるものがほとんどで、男性がもともとの感染源である場合が多く、あなた自身には症状がなくても、あなたの局部にウィルスが住みついており、彼女にうつった可能性も否めません。(とはいえ、HPVに感染したからといって、必ずしも発症するわけではなく、 複合的にいろんな因子が関与して発癌します。だからむやみにおそれないでください)
今後は、ガンの転移というより、HPVの感染を予防するためにも、妊娠を望まれない性行為に関してはコンドーム(女性用もあります)を使用されることをおすすめします。


Q. 子宮内膜症と診断されましたが、妊娠への影響は?
      ぜったいに子供がほしいと思っているので、とても心配です・・・。


★ドクターからの回答★

子宮内膜症=不妊と思われている方もいるようですが、実際は子宮内膜症の方のうち、不妊症を合併されているのは30〜50%と報告されおり、全員が不妊症という訳ではありません。
もし、あなたがすぐに赤ちゃんをすぐにほしいと考えておられるのなら、まず内膜症性の卵巣腫瘍の有無や 卵管等の通過性を検査してもらいましょう。そして、腹腔鏡の手術で病変を切除し、同時に骨盤内を大量の生理食塩水で洗浄すると妊娠しやすくなります。私の患者さんもそれでちゃんと妊娠されています。軽い内膜症の場合なら、その手術後9ヵ月で100%の妊娠が成立している施設もあるので、かかりつけのお医者様によくご相談ください。子宮内膜症だからとあきらめず、治療を続けてくださいね。


Q1. 50歳の女性ですが、大便の時に性器から少量の出血があります。
2年前から月経もありません。更年期に入ってると思いますが、何か他の病気でしょうか?腰なぞ痛むところはございません、よろしくお願いします。

Q2. 初めまして。現在、60歳ですが「老人性膣炎」と言われました。
痛みも、かゆみも全然有りません。ところが産婦人科のお医者様には一生治療しなければいけないと言われました。治療しなければどの様になるのでしょうか?今は全然治療してません。ご返答の程を。


★ドクターからの回答★

老人性膣炎という言い方いやですよねえ。あえて萎縮性膣炎といいます。

50才の方のように閉経後 膣から出血があればまず癌の可能性もあるわけですから、まず婦人科を受診しましょう。子宮の中の細胞も見てもらうか超音波で子宮の中を見る検査をされると思いますが、それが除外されるのであれば、恐らく膣の壁が弱くなって傷つきやすくなっているのでしょう。閉経後、女性ホルモンが少なくなると膣の壁が萎縮し傷つきやすくなり、ばい菌に負けやすく、変なおりものがでたりするのです。

しかし、60才の人のように無症状の方も多いですね。ただ、ホルモンの低下が膣にもたらすのと同じ悪い変化が体内のあちこちで起こっているのですよ。
骨が弱くなり コレステロールがたかくなリます。それに伴い心臓や脳の血管に変化が起こり病気になる可能性が高くなります。そういったことを予防するために、治療を続けてはいかがでしょうか? 治療の内容は 女性ホルモンの膣錠を毎日入れるか 女性ホルモンの内服です。

膣の健康は更年期以降の女性の健康のバロメーター。閉経後の長い人生をいきいきと過ごすために、ホルモン剤をのむこと(ホルモン補充療法)を考えてみてはどうでしょう。


Q1. 2ヶ月前に、肛門部に、口内炎のような潰瘍ができました。
そのとき同時に、咽頭炎・舌炎ができ、食事もできませんでした。
潰瘍はすごく痛く、熱も出ました。2週間ほどで治ったのですが、1ヶ月後に、今度は、尿道付近に2つ小さな潰瘍ができました。痛みは前ほどではなく、1週間で治りました。病院にはかかりませんでした。
彼が、口唇ヘルペスを持っています。感染にはかなり気をつけていたのですが・・・。ヘルペスの可能性はありますか?


★ドクターからの回答★

診察していないので断言はできませんが、メールを拝見する限り、性器ヘルペスだと思われます。彼が口唇ヘルペスとのことですが、潰瘍ができているときには、セックスだけでなく、ディープキスからも感染してしまいます。最近は口内のウイルスが性器に感染したり、性器のウイルスが口内に感染するケースが増えているようです。

この病気は体力が落ちたときに再発する恐れがあります。
しかし、初期のうちにしっかりお医者様にかかって治せば、ほぼ完治したといえるぐらい、再発する率はかなり下がります。そのままにしておいても、自然と症状はおさまりますが、内服薬で治療することが大切です。彼氏も同時期にお医者様にかかり、治療しましょう。そうしないと、せっかくあなたが治療しても、また彼のがうつってしまいます。
特に女性の場合、妊娠時期に再発することも多く、出産にも影響するのできちんと治療してくださいね。
また、再発の場合は症状が軽いため気づかずに相手にうつす危険性があるので気をつけましょう。


質問に
回答してくださった
お医者さまは・・・
産科・婦人科 田所千加枝先生
37歳の女性ドクター。「大阪大学医学博士」「日本産婦人科学会専門医」「日本東洋医学会専門医」「認定産業医」。現在は、市立芦屋病院にて産婦人科外来を担当。


Q1. これは、更年期障害なのでしょうか。
29才の主婦です。激しい頭痛、動悸、めまい、急な発汗などの症状に悩まされていて 日常の生活にも支障をきたすようになったので、婦人科で診察を受けました。内診、血液検査などをした結果、ホルモンのバランスが崩れていると言われ、また軽い子宮内膜症も見つかって、現在薬を飲んで1ヶ月になります。 薬は漢方薬のカミショウヨウサンとグランダキシン錠です。
めまいや頭痛などの症状は消えていませんが、薬を飲み始めてから来た生理は5日で 終わりました。 いつもだったら10日間です。生理痛も最初の2日だけでしたし、いつものように辛くはありませんでした。 薬が効いているということでしょうか?それともホルモンのバランスが崩れているか らなのでしょうか? 教えて下さい。それと、これは更年期障害と呼ぶものなのでしょうか? 生理がもうすぐ終わってしまうのかと心配です。



★ドクターからの回答★

今の貴女のお歳からいえば更年期障害とはいいません。しかし年齢とは関係無く卵巣の働きが乱れ、女性ホルモンの分泌が低下することが起こります。40歳代になってから自然に起これば更年期障害と呼ぶのです。貴女のようにお若いのに卵巣の機能が衰えて、更年期障害と同じような症状が出ることもあります。その場合は、「更年期障害」と呼ばずに「自律神経失調症」といい、今飲まれているような自律神経調整剤(グランダキシン錠)や漢方薬が効果があるのです。今のお薬を今しばらく続けてみて下さい。月経の期間が短く、量も少ないようですが、これは卵巣の働きが少し低下したときに見られるのです。でも月経がある間は、そのまま経過をみて下さい。もし月経が飛ぶようなことがあれば、ホルモン剤を飲むようにすればいいと思います。今のお歳で月経が無くなる可能性は少ないと思います。ともかく今のお薬で、症状や月経の状態をみていきましょう。少しでも不安な時は、担当の先生にご相談していただくか、メールを下さい。



Q1. 避妊について。
36歳の既婚者です。8年前から避妊のためピルを内服しています。最近sex
は月 に1〜2回だし、35歳以上の喫煙者(私は8本/日です)は避けた方が
良いと、雑 誌で読んで、もうピルは止めようかなと思っています。
コンド−ム以外で考えると、 基礎体温しか思い浮かびません。
忘れてましたが、出産未経験です。ただ、不安な事 は更年期が
近づいているので基礎体温でうまく避妊できるかなということなのです。
アドバイスお願い致します。



★ドクターからの回答★

貴女の状況で安全で確かな避妊法を選ぶのは難しいです。
どれかが十分でなくなりますが、やむを得ないと思います。
ピルを止めて、コンドーム、基礎体温、さらにオギノ式による避妊など
複数の方法で行うしかありません。
ご心配のように基礎体温も十分ではありませんから、念のために
とっているくらいにお考え下さい。
それほど正確ではありませんが、今の貴女の年齢ですと排卵もあり、
体温表では低温相と高温相がはっきりしていると思います。
ご心配の更年期までにはまだ10年ほどありますから、
排卵が無くなり不正確になるのはまだまだ先のことです。
今のところは貴女にとって基礎体温による避妊は大事な方法と
思いますからとってみては如何でしょうか。
ただしこれだけに頼ることは避け、他の方法も同時に行いましょう。

*出産経験のある方は、IUDも選択肢のひとつになります。

Q1. ペットと妊娠について。
三十歳同セイ中です。生理が不順で、妊娠に気づかず流産してしまいました。猫飼っていますが「猫が原因だ」と私の母に責められ、今つらいです。ちゃんと猫ワクチンするなど飼い方に問題はなかったはず。もう五年も私の心の支えになってくれた猫をすてることなんかできません。猫が原因なのでしょうか。



★ドクターからの回答★

以前はそんなことがいわれたことがありました。
つまりトキソプラズマ症がそれになります。
犬や猫に寄生するトキソプラズマの
卵が人の手など通じて身体の中に入り、
妊娠に影響するともいわれたことがあり、
一時は妊婦検診の一般検査にこの検査が含まれていた時期がありました。
しかしその後これらは影響しないので検査もされていないのが現状です。



Q1. 子宮ガン検診の結果について。

最初はおりものに血が混ざっている程度でしたが、2週間ほど続いていたら、
生理ま ではいかないのですが、出血してきたので
病院に行きました。 子宮ガン検査を受けたところ「3の疑い有り」で、
今度は細胞をとり再検査しまし た。結果は「慢性異形成」と、言われました。
次回からは3ヶ月おいてから、また検査を受ける事になっています。
「慢性いけいせい」とはどんな病気なのでしょうか?
私は何か気をつけたりする事があるのでしょうか?
その他に、身体がだるいのと、めまいが今年に入ってから
頻繁にあるのですが、関係 あるのでしょうか?



★ドクターからの回答★

この方のお歳、妊娠・分娩の有無、月経の状態など詳しいことが
分かりませんので、 一般的なことでお答えいたします。
 不正出血があったのですから、今も月経のある方ですと卵巣の働きが乱れているか、
子宮・膣の何かの異常が考えられますし、すでに閉経されている方ですと
子宮・膣に 何らかの異常がある可能性が高いのです。
このような場合は、子宮の入り口(頚部)と子宮の中(体部)の細胞をとって調べ ます。
この結果が「3の疑い有り」とのことでしょう。
「3」とは1(正常)−5 (癌)のちょうど中間ということになります。
つまり灰色ですから、詳しい検査が必要になったのです。
またその結果が「慢性いけいせい」といわれたようですが、
意味が不明です。おそらく「異型上皮形成」ではと思われます。
これは正常の細胞とは少し異なり、やや異常であるが、
ガンまでには至っていない状態を指します。
今後気を付けることは言われたとおりに診察にいくことと、
出血など異常があれば診察を受けに行くこと以外にはありません。
この病気では他の全身の症状が現れることはありませんので、
今のめまい等の症状は別の原因と思われます。



Q1. 生理痛について。
28歳主婦です。生理痛がとてもひどいのです。
生理も始めは少し出血して2〜3日経つと一度止まりかなりの痛みがあり、
また2〜3日後に普通の量で出血します。
その時もひどい生理痛です。2年前に出産してから少しましには
なってたのですが、ここ一年また回を増すごとに痛くなってます。
この前は陣痛のように五分に一回ぐらいに痛みがあり10日間
鎮痛剤を倍の量飲んでも効きませんでした。
病院に何度か行ったんですが、左の卵巣が腫れているだけで、
原因が解かりません。
「癌じゃないよ。たかが生理痛でしょ?薬でも飲んどけば」
と言われたのですが、もう痛くて痛くて、何もできません
何か良い方法はないのでしょうか。

★ドクターからの回答★

 月経の時の痛みは、人により、また周期により違いますが、
その方の感じ方ですから他人がとやかく言うべきではありません。
月経痛には、@子宮や卵巣に異常がある場合、A他に異常
が無い場合、いわゆる生理痛に分けられます。幸い貴女の場
合診察で異常はないようですから、単なる生理痛ということ
になります。この生理痛の対応策は、@痛み止め、Aピル、
B月経を止める、などの方法があります。
 痛み止めにはいろいろな種類がありますから、試してみる
のも一つの方法です。さらに痛み止めで効きにくいようであ
れば低用量ピルが効果があります。ピルは、避妊のみならず、
月経痛が少なくなる、月経の量が減る、月経周期が規則正し
くなる、などの効果がありますから、貴女のような鎮痛剤で
効果のない生理痛には良い方法と思います。ピルについての
詳しいことは、このホームページか担当の先生にお聞き下さ
い。
 このピルでも無効な場合は、月経を止める方法もあります
が、今の貴女にはとりあえずピルをおためしになるようお勧
めいたします。


Q1. 無排卵について。
 現在24歳、未婚です。20歳ぐらいから月経時の出血量が極端に減ってき
たので、婦人科に受診し、いろいろ検査したところ、中枢性無月経(第2度―
卵胞ホルモンが出ていない)と診断されました。
 以来、卵胞・黄体ホルモンを組んだホルモン療法を続けていますが、薬を止
めると自然に月経が来ることはありません。
 医師からは、妊娠を望むのであれば不妊治療に移行するが、それまでは定期
的に排卵を起こすことだけが治療だと言われました。

 私としては妊娠が目的ではなく、無排卵の原因が何かを突きとめたいのです
が、よく言われる“体重減少”や“ストレス”というものも見られず、結局は
原因不明のままです。
 13歳で初潮があり、以後だいたい1ヶ月毎に7日間ぐらいの出血はありまし
た。しかしながら、きちんと基礎体温表をつけたことはなかったので、それら
が排卵を伴った正常な月経だったかと問われると答えられません。

質問をまとめますと、

1.「排卵がある」ことの証明が「基礎体温が二層になる」ということとなの
でしょうか。つまり、定期的に出血があっても基礎体温が二層になっていない
限り排卵は起こっていないと解釈するのでしょうか。
 また、他に排卵を証明するものはないのですか。

2.薬を飲んでいれば生理がありますが、基礎体温は二層になっていません。
これは排卵はしていないということでしょうか。

3.婦人科に受診するまでの期間、自分としては正常な月経があったと思って
いましたが、それらが全て排卵を伴わない月経だったとすると
、原発性無月経ということになるのでしょうか。
 また、そう診断されないにしても、元来、卵巣に排卵する機能が欠損してい
るということはないのでしょうか。

4.ホルモン剤で出血がある限りは早期閉経ではないのでしょうか。

宜しくお願いします。

★ドクターからの回答★

 質問1に対する答え

「排卵がある」ということは、
@基礎体温で二相性になっている、(ただしホルモン剤を飲んでいるときは別です)
A基礎体温はとっていなくても、月経のある時期に血液中の黄体ホルモン値を
測定し、それが高い。
B超音波検査で大きくなった卵胞が、その後に消えた。
などが実際排卵の確認のために行われている方法です。

質問2に対するお答え

薬であれ、自然であれ、二相性になっていなければ排卵していないと判断されま
す。逆に自然の周期か、薬でも排卵誘発剤で二相性であれば排卵しているといえ
ます。しかし薬でも排卵誘発剤でないホルモン剤でたとえ二相性になっても排卵
しているのではなく、薬の作用で見かけ上二相性になっているだけですから、ご
注意下さい。

質問3に対するお答え

正常に月経があっても、それらが排卵していたかどうかは質問1のような方法で
確認していない以上分かりません。貴女の月経が、もし排卵を伴っていない月経
であっても、それは原発性無月経ということになりません。原発性無月経という
のは、その字の通り、生まれてから一度も自然に月経がない状態を指すのです。
今も不規則でも月経があり、中枢性無月経と診断されている貴女の場合、卵巣に
卵子は存在するのですから、今後妊娠を希望される時には排卵させることは可能
です。

質問4に対するお答え

ホルモン剤による出血の有無と早発閉経とは直接関係はありません。むしろ早発
閉経でもホルモン剤で出血は必ずあります。早発閉経の診断は、血液中のホルモ
ン値によりできます。つまり卵巣に卵子が存在するかどうかの診断をホルモン値
でできるのです。上でも申し上げましたように貴女の場合は中枢性無月経と診断
されているのですから、早発閉経ではありません。

Q1. 卵巣のトラブルについて。

12月に不正出血があり、卵巣がはれているといわれました。

大きさは5センチくらいです。 6月まで定期的に診察を受けてきましたが、

いっこうに小さくなる様子もないため、 MRIを受けました。

卵巣の中に、骨とか髪の毛があるといわれました。

手術はとりあえずせず、子どもができるといいねといわれました。

1.どうして卵巣の中に骨とかができるんですか。
2.治療法はどんなものですか。
3.子どもを望んでいるんですが、できません。病気と関係があるのでしょうか。

とにかく卵巣の情報がなくて困っています。 教えてください。



★ドクターからの回答★

貴女の卵巣にできているのは「皮様嚢腫」と思われます。

1,どうして卵巣の中に骨とかができるんですか。

  卵巣腫瘍の中には、このように骨、髪の毛、脂肪などの組織が
  ある場合があります。これを皮様嚢腫と呼んでいます。これが
  なぜできるのかの正確なことは分かっておりません。元来ヒト
  が受精卵から分化していろいろな臓器に発育していく細胞や組
  織には多様な組織に変化しうる機能があるのですが、特に卵巣
  組織に著明で、何らかの原因で卵巣組織が変化するとも考えら
  れております。

2,治療法はどんなものですか。

  基本的には、手術で摘出するしかありません。薬や注射では小
  さくなったり、無くなったりはしません。6−7センチ以上に
  なると、卵巣腫瘍がねじれて下腹部の激痛が起こることがある
  ので、前もって手術することが多いです。

3,子どもを望んでいるんですが、できません。病気と関係がある
  のでしょうか。

  この皮様嚢腫に限らず、一般に卵巣腫瘍がある場合には、正常
  の卵巣組織が延ばされていき、卵管と遠い側になれば、排卵さ
  れた卵が卵管に取り込まれないこともあり得ます。そうすると
  妊娠しにくくなることが考えられます。したがって不妊症の場
  合には、卵巣腫瘍の大きさに限らず、手術することもあります。

Q1. C型肝炎の人の妊娠・出産について。

はじめまして。私はC型慢性肝炎のため、ウルソというくすりを飲んでいます

生理が止まり、なんとなくつわりのような症状があり 薬をつずけていいものか

かかりつけの病院が遠く、主治医も常にはいないし 次の定期検査までまだ

1ヶ月近くあるのでどうしたものかと 迷っています

2人の子供を出産しているので つわりの症状も間違いないと思っています。

現在の子供たちを産んだ時は、薬も飲んでいませんでしたが、

今回は妊娠前から飲んで いるものなので 心配です 婦人科の先生はどう思いますか?

赤ちゃんの事も心配ですが、もし問題なく出産できたとして 自分の体力にも自信が

ありません。

肝炎を今よりもっと悪くしてしまうのではないか と・・・・

まだ 小さい2人の子供たちのことを 考えると無理も出来ません。

先生の経験から 肝炎の患者の出産・育児とは どんなものか

差し支えなければ教えてください お願いします。




★ドクターからの回答★

C型慢性肝炎があり、ウルソというくすりを飲んでおられて、妊娠されたのですね。
今の貴女のご心配は、以下の4点ですね。
      1.妊娠前から飲んでいるが、問題はないか?
      2.妊娠中にこの薬を飲んでもいいか?
      3.妊娠・出産で、肝炎に影響しないか?
      4.肝炎の患者の出産・育児とは どんなものか?

1と2について,
 この薬は通常量ですと、妊娠前、妊娠中に飲んでも妊娠には影響しないとされてい
 ます。もちろん大量に長期間飲めば影響する可能性はあります。

3について
 貴女の肝炎の程度によりますので、担当の先生によくお聞き下さい。今のくすりの
 内容から推測して、貴女の肝炎はおそらく軽症と思われます。その場合には妊娠や
 出産によって、今の肝炎が悪化するなどの影響は軽微かほとんどありません。
 ただし現在の肝炎の状態が悪ければ、内科の担当医師から産婦人科の医師への検査
 の報告をしてもらい、妊娠を継続するかなどを含めて検討する必要がでてきます。
 いずれの場合でも妊娠中は、肝機能検査を1−2ヶ月毎に行うのです。

4について
 出産時の児への感染は約10%で授乳により児への感染率が高くならないと報告さ
 れています。したがって分娩は通常通りで、現時点では母乳哺育を中止しなくて良
 いとされています。その後定期的に肝機能検査も続け、児も小児科において感染し
 たかどうかのチェックを受けるようにしましょう。


Q1. 高齢出産のリスクについて

はじめまして。28歳の主婦です。

先日、30歳を超えての初産は、危険を伴う可能性が高くなると聞きました。

また、出産の経験がない女性は、婦人病になる確率が高い、とも。

30歳を超えての出産では、どのような危険があるのでしょうか?

そして出産をしない場合、そのことによってなる確立が高くなる婦人病とは

どんなものがあるのでしょうか。



★ドクターからの回答★

現在日本では35歳以上で初めて出産する場合を高齢初産と呼ばれています。

世界的にはこれに加えて40歳以上の経産婦(1回以上出産したことがある)

も高齢出産と呼ばれています。

高齢出産には、以下の3つのリスクがあります。
 @妊娠中の異常ーー流産・早産・妊娠中毒症などの頻度多くなる。
 A分娩時の異常ーー軟産道強靱のため微弱陣痛・分娩遷延・軟産道
          損傷などの異常が生じやすい。
 B胎児の異常ーーーダウン症候群などの染色体異常が多く、40歳
          以上では多の奇形が多くなる。さらに子宮内胎
          児発育遅延、未熟児も多くなる。

そういったリスクを回避のためには、頻回に検診を受ける以外にはありません。

染色体異常は羊水検査により知ることができます。 

また、出産未経験の女性は、婦人科系の病気の中では

子宮内膜症、子宮体癌、卵巣癌などにかかりやすいとされています。

Q1. 卵巣膿腫手術後の日常生活について。

33歳主婦です。  6月12日に左卵巣嚢腫(皮様性)で開腹手術し左卵巣摘出ました。

良性で12cmくらいありました。傷も13センチくらいです。

手術時間も、癒着がなく、一時間もかからず終わりました。その後も良好で、

術後10日で退院し、7月20日の検診では、”普通の生活に戻ってください”といわれました。

その後、だんだん体力もついてきたので、いろいろ家事もこなしているのですが、

約術後60日にな.るのですが、体重が5キロも増えてしまい困っています。

運動とか、はじめたいのですが、やはり重い物や長時間たっていたりすると、傷やお腹の

痛みがでてきます。子供が一人で小2なので、相手をしてるので、結構体力つかってます。

自分のできる範囲で、運動を始めてもいいのでしょうか?

お腹を切っているいるので、やっぱり、腹筋がかからないようにした方がいいのでしょうか。

今、腹帯もまいているのですが、ガードルでもかまわないのでしょうか?

プールなどは、いつ頃からいいものなのでしょぅ。後、性生活は、などおしえていただきたいです。

退院説明の時に卵巣摘出は、子宮摘出とはちがって、そんなに気にしなくてい

いと、看護婦さんにいわれたのですが。本当でしょうか?


★ドクターからの回答★

この手術の場合、開腹手術といっても大きな手術でなく、

お腹の傷も小さく、筋肉である腹直筋も切断しておりません。

したがって手術後の養生は短くても差し支え無いことが多いのです。

長くみても1ヶ月もすれば何をしてもいいと思われます。

むしろ通常の生活をするほうが体重も増えず、筋力もつき、いいのです。

今はお腹に力を入れても何ら問題はありませんし、腹帯も不要と

思われますし、性生活も通常通りで構いません。

今回の手術の場合、担当の医師や看護婦からお聞きになった通り、

ご心配はいりませんので、安心して通常の生活をお送り下さい

Q1. カウフマン療法
45歳の不妊治療患者です。
先月急にFSH
*1が今までの1ケタから2ケタの22になったため、
「カウフマン療法」をやると言われました。

質問1:なぜカウフマン療法と呼ばれるのですか。

質問2:カウフマン療法とは、どういうものですか。対象となる患者のホルモン状態、
     治療目的について教えてください。

質問3:「卵巣性無月経」の治療方法について教えてください。

質問4:ホルモン関係の本を読んでいたら、「正のフィードバック」と
      「負のフィードバック」ということばが出てきました。このことばの意味を教えてください。

*1 FSH:卵胞刺激ホルモン

★ドクターからの回答★

質問1:なぜカウフマン療法と呼ばれるのですか。

  Kaufmann(カウフマン)という学者が考案した治療法ですので、
  このように呼ばれています。

質問2:カウフマン療法とは、どういうものですか。
    対象となる患者のホルモン状態、治療目的について教えてください。

  卵巣が正常に働いている場合には、卵胞ホルモン(エストロゲン)と
  黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されています。
  しかし卵巣機能の低下あるいは無い時は、その程度により薬として補充する
  ホルモン剤の種類や量が異なります。
  カウフマン療法は、両方のホルモンを補い出血を出させる治療法をいいます。  
  したがって、両方のホルモンを補うカウフマン療法の対象となる患者さんの
  ホルモン状態は、両方(エストロゲンとプロゲステロン)のホルモンの分泌が低下
  しているか、若しくは無いのです。
  この治療法の目的は、女性ホルモンが分泌されなくなったことによる症状
  (ホルモン欠落症状)が起こらないようにするためです。
  卵巣に発育して排卵する卵胞がない状態ですから、この治療法によっても
  排卵はしないのが普通です。
*カウフマン療法を数ヶ月続けることで、人工的にホルモンバランスを整え、
治療後のリバウンド効果により、卵巣が再び働き出す事を期待する治療法です。

質問3:「卵巣性無月経」の治療方法について教えてください。

   卵巣には将来発育して排卵する可能性のある卵が多数存在して、
   その内の1個が月経後に排卵するのです。しかしその卵胞が、
   現在分かっていない何らかの機序により、無くなってしまっている状態です。
   つまり卵巣が悪いために月経が無いのを、卵巣性無月経というのです。
   したがって、この状態ではカウフマン療法をして、ホルモン欠落症状を起こさな
   いようにするしか方法はありません。
 
質問4:ホルモン関係の本を読んでいたら、「正のフィードバック」と
    「負のフィードバック」ということばが出てきました。
    このことばの意味を教えてください。

    もともと「フィードバック」は機械工学的な言葉ですが、
    ここでいう「フィードバック」というのは、卵巣から出るホルモンが、
    脳の方に作用して脳(特に脳下垂体)からのホルモンを減らせる場合を
    「負のフィードバック」、逆に脳からのホルモンを増やすように働く場合を、
    「正のフィードバック」と呼んでいるのです。  

Q1. 卵巣の病気による多毛などの症状について

右側の卵巣が倍以上に大きくなっていて、機能していないと言われています。

その影響で、最近左側もかろうじて、機能している状況です。

(卵巣の病名はもう四年も前に聞いたことなので、はっきり覚えていません)

胸がなく、とても毛深いです。女性ホルモンは卵巣が機能してないといけないと

聞きました。その為今ピル(Tridiol21)を毎日一錠飲んでいます。

生理はありますが不順で、生理以外に出血することが多かったですが、

今はピルを飲んでいる為、規則正しくきています。

もっといいホルモン剤(胸がなくとても毛深いを改善する為の)

は無いのでしょうか?

★ドクターからの回答★

卵巣が原因で、月経不順、多毛、乳房の発育不良になっているかも
しれないのです。この場合には、

@もう一度卵巣の超音波検査をしてもらい、「多嚢胞性卵巣」ではな
 いか診てもらう

A血液検査で、男性ホルモン値が高くないか確かめる

B治療としては、「月経不順・多毛・乳房の発育不良」の全てにピル
 は有効ですから、お続けになる方がいいと思います。
 またピルの中でも、今お飲みの低用量ピルでも効果はありますが、
 低用量ピルよりも中用量ピルの方が効果があると思いますから、変
 えてもらってはいかがでしょうか。

C多毛には、これ以外にクスリ(アルダクトンA)がありますから、ピ
 ルと併用しても構いません。担当医に申し出られては如何でしょうか。。  

Q1. 卵巣の病気と妊娠の可能性について
24歳、未婚です。昨年7月に急性虫垂炎を起こしたときに、

両側の卵巣に腫瘍が見つかりました。

盲腸の手術と同時に右側の卵巣を腫瘍(約14センチ)ごと摘出しました。

今年の7月末に今度は左の腫瘍部分(約7センチ)のみの摘出をしましたが、

癒着がひどかったのと、左の卵管の造影検査もしたところ、卵管の通りが見られな

かったといわれました。腫瘍は皮様嚢腫だったのですが、今後の妊娠のことなどを

考えると非常に不安です。卵管が詰まっている場合の今後の治療はどういう段階を

ふむのでしょうか。また、卵巣の機能自体はどうなのでしょうか。生理はきているから、

大丈夫とか言われたり、あまり考えないほうがいい、体外受精もあるし、とかお医者様に

よって対応が違うので混乱します。どうぞよろしくお願いします。

★ドクターからの回答★

まず卵管の通過性を確認する方法として、
 @通気または通水検査
      子宮口から、空気または液体を注入し卵管を通り腹腔内まで行くかを
      みる検査。検査が簡単だが、確診率がやや悪い。保険診療で5000
      円以下。外来で数分でできます。
 A卵管造影検査
      同じく子宮口から造影剤を注入し、レントゲン撮影で子宮・卵管の形状
      とともに腹腔内へ造影剤が到達するかを見る検査。費用は@に同じ。
      外来で20分程度。
 B腹腔鏡下または開腹手術での確認
      子宮口から色のついた液を注入し、直視下に卵管から腹腔内に液が
      到達するかを見る検査。最も信頼できる検査法。費用は手術で不明。
      入院が必要です。
貴女の場合は、Bによって確認されていますので、これ以上の検査はないと思
われます。つまり卵管の通過性はないと判断できます。
今後の治療としては、
 (1)今年7月に手術の際に卵管の通過性を確認してもらった医師の判断が最も
   信頼できますので、卵管の詰まったところだけ切除して卵管を通過させること
   が可能な状態かをお確かめ下さい。もし可能であれば手術をすればいいと思
   われます。
 (2)もし上の手術が無理であれば、つまり卵管の通過性が回復できないとなると
   とりえる方法は体外受精しかないと考えられます。卵巣があり、機能もあり、
   子宮もあるのですから、貴女の遺伝子を受け継いだお子さんは今の医学では
   十分期待できます。

Q1. 更年期障害について
私の母は48才。9年前に大腸ガンになりました。
いつも疲れやすく微熱も続いています。
最近更年期障害とよくにた症状がたくさん起こっているのです。
・肩こり
・大量の汗
・トイレに行く回数が多い
・しびれ
・生理不順
・どうき     など・・・。

で最近ちょっと気になってるのが、

・微熱7度前後 6度7、8 など
・目の前に黒いものが飛んでる 虫がちらつくような感じ

この微熱と黒いちらつき は更年期障害にあてはまるのでしょうか??
もしかして9年前のガンが・・・などと変な事を考えてしまい心配でなりません!!
先生、無理なお願いで申し上げありませんがどうか私の質問に答えてください。
お願いします

★ドクターからの回答★

貴女のお母様の症状の多くは確かに更年期に特有なものです。

つまり更年期症状あるいは日常生活に困るよう程度となれば更年期障害と

呼ばれているものです。しかし更年期症状や更年期障害と診断する場合

には、少なくとも他の疾患でないことが条件です。

それを念頭に起きますと、貴女のお母様の気になられている症状である

「微熱」「目の前に黒いものが飛んでる 虫がちらつくような感じ(飛蚊症・

ひぶんしょう)」は、少なくとも内科や眼科で診察や検査を受けて、異常が

ないかどうかを診断してもらってください。

もしそれらの診断の結果異常がなければ、更年期の症状と考えることも

できます。しかしこの二つの症状は更年期症状や更年期障害というよりも

他の疾患に基ずく症状のように思います。まず内科と眼科を受診のうえ、

診断をお受け下さい。

9年前の直腸がんの手術とは関係ない症状と思われます。

今回、質問に回答して
くださったお医者さまは・・・
三宅婦人科内科医院院長
婦人科・内科 三宅 侃先生


元大阪大学医学部産婦人科助教授。
内分泌系(ホルモン)の専門医。
更年期・ホルモン系疾患に造詣が深い。

三宅婦人科内科医院
〒540-0033  大阪市中央区石町1−1−1 天満橋千代田ビル 2号館
TEL 06-6966-3063 /FAX 06-6966-3064


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